入院できない高齢者たち
昨日の15時頃、事業所に電話。
あるケアマネさんからの依頼・・・
「入院して2ヵ月たち、認知症の進行がみられて、病院から退院を急遽迫られている。
小規模多機能の泊まりを利用できないか?」
「退院はいつですか?」の聞くと、
「今日、今から」と言われる
!!(゜ロ゜ノ)ノ
なんぼなんでも、それは無理
柔軟に対応します~といつも言ってるけど
介護保険のサービスの一部である以上、
利用者さんの顔を見ずに、
話しも聞かずに、どうぞ~とはならない。
それに、市役所は5時に閉まるんだよ。
明日からなら、なんとかなると伝えて、
とりあえず話を聞きに病院へ向かった。
ケアマネさんからの話しでは、
まぁまぁ大きいこの病院で入院していたが、退院はもう少ししかかると聞いていた。
なのに突然、病院から電話が家族にあり、
主治医から話しがあるので来てほしいとなり、
「認知症が進んできて、うちでは対応できない。体調も戻ったから今日退院してください」と言われていまった。
家族は、今後も入院が必要な時に困るので、今日退院することにしたそう。
しかしこの病院は、今後はこの利用者の入院について、24時間家族の付き添いがないとできなくなる・・・いや、
入院は断られるだろうね。
利用者さんは、耳はとおいがコミュニケーションはとれる。
歩くのはシルバーカーで、ヨタヨタ進む。
詰所にいた看護師さんに、
どこらへんが対応できなかったのか確認してみる。
①ベッド横のポータブルトイレにご自分でされるが、蓋がしまったまま排尿してしまった
②汚れたパジャマを全部脱ぎ捨ていた
③シルバーカーで10メートルくらい離れたとこらにある洗濯コーナーで、便をしようとした
④夜中に大きな声をあげた
私「どれくらいの頻度であったんですか?」
看護師は、困ったようにカルテを見て・・・
奥にいた先輩看護師に確認して・・・
看護師「ここ、2.3日ですね。」
私「何回もですか?」
看護師「いえ・・・」
ここ最近といっても、何度もあったわけじゃなく。1度か2度の排泄に関するトラブルが、対応できないと。
まぁ、患者さん多い、
よく流行ってる病院ですからね。
そんな困った患者は、早々に退院してくださいってことか。
それでも、今日退院しろってないなぁ。
トイレの蓋が閉まってたまま座ってしまうなんて、急いでたら私たちだってありそう。
汚れたパジャマなら、着替えたくなるのはあたりまえ。
シルバーカーでトイレを探したら、わからなくなったとしても、病室から洗濯場までのあいだに看護師の詰所があり、
誰も気がつかなかったの?( TДT)
ゆっくりゆっくり、シルバーカーで歩いているのに、声をかけれなかったの?
そんな事が続いたら、誰だってウワーってなるやろ。
自信を無くし、もぅ家には帰れないのか(T_T)と不安そうな利用者と家族は、
今日、退院して一晩は自宅で娘さんと過ごして。
明日からうちの、【ゆかいな仲間たち】のメンバーになります。
ほっとけ、ほっとけ、そんな病院。
もぅ、入院できない病院。
よーく覚えとくわ。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。